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劇場版『冴えない彼女の育て方Fine』の感想・考察~原作との違いなども解説~

劇場版『冴えない彼女の育て方Fine』の感想・考察~原作との違いなども解説~

わたしは、あなたが望むメインヒロインに、なれたかな

あんたあたしのこと好きだった?10年前好きだった?

だって、私にはわかっているもの。あなたは間違いなく、私に恋をしていた。

冴えない彼女の育て方Fine キービジュアル

もう、号泣ですよね。。劇場版『冴えない彼女の育て方』を2週連続で観てきました。
複数回見て、やっと自分の中でも消化できてきたので、今回はその感想と解説をネタバレ全開で書いていきます。

今まで1,200作以上のアニメを見てきた生粋のアニオタの私ですが、心震える神映画でした。

1回目の鑑賞後に筆をとろうと思いましたが、1回目は泣きすぎて、自分の中で消化しきれませんでした。

(ティッシュじゃなくてタオルを持って来ればよかったと後悔しながら帰途につきました。。。)

映画と原作を見比べた上で、本日2度目の鑑賞を終えたので筆を取ることを決めました。

・この作品の素晴らしさを見た人たちと共感し合いたい

・原作未読者の方に原作と映画の違いを知り、より一層冴えカノシリーズを好きになってほしい

そんな思いを胸から溢れ出しながら書きました。

 

まず1言で感想を言うと

3人のヒロインにそれぞれ見せ場があり、紛れも無いラブコメ大作

そんな作品でした。

冴えない彼女の育て方Fineの作品を通しての感想と3人のヒロイン考察

メインヒロインはあくまでも恵であり、恵と結ばれる結末はすごく感動的でした。

でも、本作では詩羽先輩と英梨々も紛れもなくヒロインです。

最終的に誰を選んだ、選ばないで終わる話ではなく、
また、一方的に主人公主導で誰に決めるという話ではありません。

むしろ逆で、ヒロインたちが自分の恋心を抑えて、メインヒロインにタスキを渡す決断を女性側がする

だからこそ、より一層切ない。
振られて終わりではなく、恋心を抑える形で終了する。

そんな、はかなくもあり、美しい作品でした。

そして、恵は本作で正式にメインヒロインになりましたね!!
誰よりも倫也に寄り添い、並んで歩くことを続けた恵と結ばれるシーンは本当に涙が止まりませんでした。

 

英梨々は本作では泣かせ役であり、作中で最も成長したキャラだと思いました。

・倫也といても絵が描けるようになり、離れる選択をしたことを後悔するシーン

・倫也に、気持ちを確認するシーン

詩羽先輩に慰められるシーン

2回目で、流れがわかっているにも関わらず涙が止まりませんでした。

そして、クリエイターとして、人間として強くなりましたね。

・紅坂朱音と本気でやり合えるようになり

・自分から気持ちを伝えれるようになり

恵をサポートする(自分の恋を諦める)という選択

アニメシリーズから見ていると、子供っぽくて自分勝手で弱い印象が強かったんですが、

本作では強い女性に成長していました。

 

そして、詩羽先輩。

本作で最も損な役回りであり、切ないヒロインでしたね。

詩羽先輩が本作を通じて一番好きになったヒロインです。

倫理君を思う気持ちは2人よりも強いにも関わらず、

・クリエイターとしての英梨々と一緒に高みを目指すため

・倫理君を前に進めるために

自己利益を無視して、相手のために損な役割を演じるんですよね。。。

だって、私にはわかっているもの。あなたは間違いなく、私に恋をしていた。

上記の言葉のように、自分や倫理君の気持ちに気づいているにも関わらず、メインヒロインのルートを自ら離れる選択をしたんですよね。。

それは紛れもない、倫理や英梨々、そして恵のために。

本作では結ばれませんでしたが、詩羽先輩ルートがもし作られるのであれば見てみたいです。

 

そして、個人の欲を言うと、出海ちゃんや伊織の見せ場を作って欲しかったです。。

恵を泣かせるシーンで裏で暗躍していた伊織や、渾身の出海の作画シーンなども欲しかったです。

本当にキャラが全員魅力的な作品でした。

冴えない彼女の育て方Fineの最高なシーン

劇場版で特に印象に残ったシーンと感想をネタバレ前回で書いていきます。

ライブシーンから始まる冒頭からの久々の詩羽先輩、英梨々との再開

冒頭がライブから始まりましたよね。

一瞬ゲームが出た後の回想の形で話が進むのかと思いましたが、発売前のプロモーションイベントでした。

イベント後の打ち上げで久々の詩羽先輩、英梨々との再開し、修羅場に…..

2期の最終話で初キスの相手となった詩羽先輩との出来事を恵が知り不機嫌になるシーンは胸が熱くなりました。

そこからの紅坂朱音の登場!

いやあ、格好良い!孤高の天才クリエイターらしい振る舞い、行動で序盤から盛り上げてくれましたね。

 

悲しい恵の誕生日デートの1日

恵の誕生日デートの日に、紅坂朱音が倒れ倫也が約束を断り紅坂朱音の元に向かう。

一人たたずむ恵のシーンは本当に切なかったです。

そして、デートの服装があの坂道のシーンの服装だったのが更に切なさを演出していますね。

2人の距離が縮まり、お互いがお互いを意識し始めた直後でしたので、

「何があっても行く」この恵の言葉を思い返すと、すごく辛いシーンでした。。

 

倫也が二度目のサークル離脱

倫也がフィールズクロニクルのヘルプのために、大阪に行くシーン。

恵からすると、倫也のサークル離脱は2回目なんですよね。

本心では止めたい、でも英梨々や詩羽先輩のことも大事。

そして、英梨々や詩羽先輩を助けられるのはクリエイターとしての彼女たちを誰よりも信じ、知っている倫也しかいない。

そんな恵の駅のホームでの葛藤のシーンは胸が痛かったです。

 

英梨々とけじめをつける倫也

ここはボロ泣きしました。

「あんた、あたしのこと、好きだった?」

「10年前、好きだった?」

「そんなの知るかよーーーー!!!涙涙涙」

英梨々の失恋もそうなんですが、倫也にとっても1つの区切りなんですよね。

倫也の初恋の相手は英梨々なので。

口に出す勇気が出なかった倫也に変わって英梨々が言うあたりが冴えカノらしいですね。

本当にヒロインたちが強い。

 

もしも10年前に、側にいたらメインヒロインになっていたかもしれない。

叶うのであれば、英梨々と結ばれるシナリオもみたい。

そんな風に感じたシーンでした。

原作とは違う詩羽先輩ルート

詩羽先輩はシリーズを通して本当に損な役回りでしたね。

正直、倫理君を思う気持ちは2人よりも強いです。

でも、クリエイターとしての英梨々と一緒に前に進むため、倫理君を前に進めるために辛い選択をするんですよね。。

詩羽ではなく、クリエイターとして、霞詩子として前に進む道を選んだんです。

本当に切ない。。霞詩子の道を選ばなかったら、メインヒロインになれたかもしれない。

映画では、英梨々への恵と付き合っていることを告白するけじめの行為の後に、詩羽先輩にも同じように伝えるのかと思いきや、カットされてましたね。

変わりにエンディング後のオリジナルストーリーで結ばれる形に(妄想ですが笑)

これ、原作では英梨々への告白の後に詩羽先輩の元にいくんですよね。

そして詩羽先輩の言葉がこちら

ねぇ倫理君あなた、私のこと、好きだった……?

ふふ、冗談わたしは、澤村さんみたいに、そんな未練がましい真似はしないわ

だって、私にはわかっているもの。あなたは間違いなく、私に恋をしていた。それが霞詩子でも、恋するメトロノームでも、関係ない。だってそれは、どれも私。

だから、あなたは私に恋をしていた。いいえ、今でも、恋をしてる。もちろん、いつまでも

映画では、後半の言葉を英梨々に向かって話す形式でしたね。

BGMと相まって号泣しました。まじでティッシュがいくらあっても足りなかった。

 

エンディング後の最後の再結集シーン

原作では、高校卒業で幕を閉じるのですが、映画ではその先がオリジナル展開で描かれていました。

久々のサークルメンバー全員の集合ですね。

これで本当に終わりとはわかっているものの、続編を願ってしまう。

そんな終わり方でした。

~まとめ~

冴えない彼女の育て方Fineは本当に何度見ても泣ける、飽きない映画でした。

本記事を見て、

・共感できてよかった

・参考になった

と思える方がいてくれれば幸いです。

もし、質問やコメントなどあれば、下部のコメント欄からお気軽にコメントしてください^^

一緒に冴えカノについて語り合いましょう!!

 

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