アニメ『ウマ娘 プリティーダービー 2期(続編)』の可能性を業界通が徹底考察

今回はアニメ「ウマ娘プリティーダービー」の続編である2期の可能性をビジネス的に分析していきます。

本考察ですが、私自身アニメの版権獲得の部署でアニメ化やゲーム化の交渉に携わっていたので、アニメの制作委員会や続編制作について、リアルな知見を元に確かな考察をお伝えできると思います。

“アニメが好きな人”

ウマ娘プリティーダービーって続編(2期)はやるのかしら?
続きが気になって仕方が無い。。

今回はこんな疑問を解決します。

そもそもアニメの続編ってどういう基準で作られるのか？を知りたい方は下記をクリックしてください。

続編制作の業界事情を表示する

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前提としてアニメの続編は円盤売上が5,000枚以上が基準と言われておりますが、近年はアニメ化の手法が多角化しており、円盤売上だけが基準ではありません。

原作ストック、円盤売上、制作会社の状況、動画配信サービスでの実績などから多角的に分析していきます。

そもそもアニメの続編はどんな基準で作られるのか？が気になる方は、こちらの記事で解説してますので、興味のある方は見てみてください。

【図解】アニメの続編に関わる制作員会方式の解説
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それでは、『ウマ娘プリティーダービー』の2期(続編)可能性を見ていきます。

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アニメ「ウマ娘プリティーダービー」基本情報と感想

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原作: アニメオリジナル(Cygames)
ジャンル：スポーツ、擬人化、可愛い
アニメーション制作:P.A.WORKS
放送期間：
-1期:2018年4月~6月
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「ウマ娘プリティーダービー」とは、Cygamesが開発中のゲームを元にしたオリジナルアニメです。
2018年春に放送が開始され、2018年春クールの覇権アニメとなりました。

アニメ公式サイト

まず馬を擬人化という設定が面白かったですね！レース後の勝者はアイドルのようにライブを行うという闇鍋っぷり。

(アニメアイドル領域はCygamesの強いので、クオリティも非常に高かったですね)

スポ根や青春要素もあり、特異な設定にも関わらず万人受けした素晴らしいアニメでした。

さて、そんな「ウマ娘プリティーダービー」ですが、2期の可能性はあるのでしょうか？分析していきます。

「ウマ娘プリティーダービー」の作品データと実績から2期の可能性を考察

では、「ウマ娘プリティーダービー」の作品データと実績を見ながら2期の可能性を分析していきましょう。

原作ストックや円盤売上、その他の収益源など多角的に見ていきます。

結論を知りたい方はこちらから飛んでください。

『ウマ娘プリティーダービー』原作のストックから2期を考察

原作の続きが無いとアニメが物理的に作れないので、ウマ娘プリティーダービーの原作ストックを見ていきます。

『ウマ娘プリティーダービー』は一応ゲームが原作ですが、アニメ自体はオリジナルのストーリーとなっています。

(というのもゲームがまだ配信されていません…)

そのため、原作ストックという概念は無いので、オリジナルの脚本さえ作れれば2期も3期も作れる状況です。

動画配信サービスでの配信状況からウマ娘プリティーダービー2期を考察

ここ数年、NetflixやAmazonなどの動画配信サービス会社が出資をして続編を制作する事例が増えているので見ていきます。

「ウマ娘プリティーダービー」は2つの主要動画配信サービスで配信されています。

・dアニメストア

・Prime Video(有料レンタル)

Prime Videoで配信されているので、視聴状況によっては、Amazonが出資して続編を作る可能性もありますね。

円盤（Blu-ray＆DVD）の売上データからウマ娘プリティーダービー2期を考察

Amazon

続編制作で超重要な役割を占める円盤売上の基準は平均5,000枚と言われています。
理由は5,000枚売れればアニメの制作費が黒字化される場合が多く、製作費を捻出する制作委員会が儲かるからです。

儲かるなら続編を作ろう！というビジネス的な意思決定が制作委員会で行われます。

結論から申し上げると、ウマ娘プリティーダービーの円盤売上では2期(続編)制作の可能性は高いです。

ウマ娘プリティーダービーの円盤売上

【アニメ1期】
1巻…18,279枚
2巻…14,953枚
3巻…13,336枚
4巻…14,283

円盤が売れない時代にも関わらず、アベレージ15,000枚超えの驚異の売上ですね！

ただ、Blu-rayの特典としてCygame社のグラブルのゲーム内特典がついており、特典目当てで購入する人も多いです。

とはいえ、15,000枚という実績は変わりませんので、円盤売上の観点では続編可能性は高いです。

ウマ娘プリティーダービーのゲームから2期を分析

ウマ娘の原作はCygamesが開発しているゲームなので、アニメは販促目的が強い作品です。

(グラブルやアイマスと同じです)

つまり、ゲームが売れれば2期を作る可能性が高く、ゲームが売れずにサービス終了すると2期の可能性は低くなります。

ただ、肝心のゲームが実は1年半以上事前登録をしていて、まだ配信されていません…

2018年冬配信予定でしたが、クオリティUPやプロデューサーの退任でリリースが遅れています。

ウマ娘2期はゲームがリリースした後の売上を見て判断する可能性が高いので、現段階では時期尚早といったところです。

結論「ウマ娘プリティーダービー」アニメ2期(続編)の可能性と放送日は？

さて、これらの情報から、ウマ娘プリティーダービーアニメ2期(続編)の可能性を考えると、

70%です(可能性は高いが、放送時期はかなり先になりそう)

理由は下記です。

・円盤売上がアベレージ15,000枚を超えていて、製作委員会が赤字の可能性が高い

・スピンオフ作品のアニメ化など、ウマ娘という作品を育てていく製作委員会の姿勢がうかがえる

一方で、肝心のゲームがまだリリースされていないので、アニメ化はかなり先になると思います。

経験上、ゲームの配信開始から半年~1年後のKPI(売上などの指標)を見てアニメ化を判断する場合が多いので、

2020年内にゲームがリリースされるとすると、2020年後半~2021年前半あたりで製作決定が決まるかと思います。
ウマ娘プリティーダービーのアニメ2期は気長に待ちつつ、1期の見返しや漫画作品などで楽しみましょう！
アニメや漫画を無料で見る方法はこの後解説します。
上記には興味が無い方は、こちらを見てみてください。

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