今回は、私も大好きなアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の続編である2期の放送可能性をビジネス的な観点で分析していきます。
私自身、アニメ化やゲーム化を行う仕事をしていましたので、アニメの制作委員会や続編制作について、リアルな知見を元に確かな考察をお伝えできればと思います。
“アニメを見たい人”
続きが気になる。。
こんな疑問を解決します。
それでは、アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』2期(続編)の可能性を見ていきます。
そもそもアニメの続編ってどういう基準で作られるのか?を知りたい方は下記をクリックしてください。
前提としてアニメの続編は円盤売上が4,000枚以上が基準と言われておりますが、近年はアニメ化の手法が多角化しており、円盤売上だけが基準ではありません。
原作ストック、円盤売上、制作会社の状況、動画配信サービスでの実績などから多角的に分析していきます。
そもそもアニメの続編はどんな基準で作られるのか?が気になる方は、こちらの記事で解説してますので、興味のある方は見てみてください。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 基本情報と感想
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原作:暁佳奈(KAエスマ文庫)
ジャンル:泣ける ファンタジー 群青劇
アニメーション制作:京都アニメーション
放送期間:
-1期:2018年1月~4月
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「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」とは、暁佳奈氏の小説が原作の作品です。
アニメ放送時はその美しい映像から『神作画』と大きな話題になりました。
2020年4月に劇場版2作目の公開も控える、注目のアニメですね。
その美しい作画と、繊細な心理描写で完全に心を射抜かれてしまいました…
あんちゃん回は何度見ても泣けますね。個人的2018年アニメNO.1の作品です。
そんな「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ですが、待望の2期の可能性はあるのでしょうか?分析していきます。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 作品データと実績から2期を考察
作品データと実績を見ながら『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』2期の可能性を分析していきます。
原作ストックや、円盤売上、製作会社の状況など多角的に見ていきます。
結論がいち早く知りたい方はこちらをクリックして先に進んでください。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 原作漫画のストック
そもそも、原作が無ければアニメで続きが物理的にできないので、原作ストックを見ていきます。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の原作小説は、現在3巻が発売されていて完結済みの作品です。
その内アニメでは、ほぼ全ての話を使用しました。
原作ストックは少ないですが、2020年4月に公開予定の劇場版は完全新作のストーリーになります。
映画と同様に、オリジナルの脚本を作れば、2期の可能性はありますね。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 円盤(Blu-ray&DVD)の売上データ
アニメの続編制作において円盤売上は超重要です!
続編制作が決まる円盤売上の基準が平均4,000枚と言われております。
理由は4,000枚売れればアニメの制作費は黒字化される場合が多く、出資してアニメを作る制作委員会が儲かるからです。
儲かるなら、続編を作ろう!そうしたビジネス的な意思決定が制作委員会でなされます。
結論から申し上げると、円盤売上という観点ではヴァイオレット・エヴァーガーデン2期の制作の可能性は高いです。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの円盤売上は下記です。
続編制作ラインの4,000枚は優に超えていますね。
円盤売上の観点では2期の可能性は高いです。
その他の収益源が他にもあれば、2期の可能性は更に高まるので次で見ていきます。
※重要※ヴァイオレット・エヴァーガーデン Netflix独占配信から2期を分析
円盤売上以外に大きな収益が得られるものは下記3点です。
・ゲーム化
・独占配信権利の提供
・海外配信権利の提供
(グッズも売上は得られるが利益率が抜群に低いため除きました)
上記を1つでも行っていれば2期の可能性はあります。
結論から言うと、ヴァイオレット・エヴァーガーデンはNetflixが独占配信・海外配信をしています。
年間1.6兆円を制作費として投資をするNetflixが独占配信を条件に制作費を負担する座組ですので黒字化間違いないです。
Netflixはアニメ業界を大きく変える資本力と影響力を持っているので、Netflixがバックにいるのは大きいです。
アニメ化の交渉をしていた私の経験からすると、2期の制作可能性はかなり高まりました。
最後に2期が決まった場合に物理的にアニメが作れるかを見ていきます。
(もう充分!結論を教えてという方はこちら)
アニメ制作会社「京都アニメーション」の制作状況
次に制作会社を見ていきます。制作会社がアニメを作ってくれないと物理的にアニメが作れないので。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの制作会社は「日常」や「ハルヒ」を手がける京都アニメーションです。
結論から言うと、京都アニメーションが直近で2期の制作を受ける可能性は低いです。
理由はご存知かと思いますが、放火事件のせいです。
京アニは現在クリエイターが足りず、制作決定しているアニメの公開も後ろ倒しになっています。
そのような状況で新たにアニメを作る可能性は限りなく低いです。
少なくとも、劇場版ヴァイオレットや、freeの新作映画が公開される2020年内は難しいかと思います。
とはいえ、2021年以降はまだ新作アニメが発表されていないので、可能性は充分にあるかと思います。
結論「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 」 アニメ2期(続編)の可能性と放送日は?
さて、これらの情報から、アニメ2期(続編)の可能性を考えると、
80%です(2期の可能性は極めて高い!)
理由は下記です。
・円盤売上が高く、アニメを作る人たちが儲かるので2期も作る可能性が高い
・巨大資本のnetflixがバックについており、引き続き制作費を出資する可能性が高い
2期が決まった場合は、放送は最短で2021年秋以降になるでしょう。
劇場版を待ちながら、原作小説を読んで待つのがオススメです。
原作小説も見てみたいという方は在庫がわずかですがAmazonで売っています。
※Amazonで在庫わずかですが、販売されていました!
(京アニが販売書店を絞っているので、有名な本屋では基本売ってないので、貴重です…)
~まとめ~「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のテレビアニメ2期(続編)の可能性
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 」の第2期(続編)が制作される可能性は高いと考えられます。
2020年4月24日公開予定の劇場版作品を楽しみながら2期を待ちましょう!
原作小説も見てみたいという方は在庫がわずかですがAmazonで売っています。
※京アニが販売店を絞っているので有名な本屋では基本売っていないです。
私自身すごく好きだった作品なので、楽しみに待つとします。
以上です。
※本情報は2022年4月現在の情報です。最新の配信状況は各動画配信サービスの公式サイトよりご確認ください。
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